さくらの妊活備忘録

アラサー夫婦の妊活を備忘録として綴るブログです。

#1-02 新卒時代 ピルとあさこちゃん

私は学生時代からPMSや生理痛が重かった。生理前のどろどろの睡魔、止まることのない食欲。生理中は下腹部痛と腰痛、座っているだけでむずむずしてくる脚のむくみ、さらには情緒不安定。
そのため新卒で働き始めてすぐ、低用量ピル(マーベロン)を飲み始めた。PMSや生理痛も軽くなり、経血量も減り、生理のスケジュール管理もでき、だいぶ快適に過ごせるようになった。
こんなに快適なのに、日本女性のピル服用率が未だに低いのは非常にもったいないと思う。ピル=性に奔放というイメージもあるのだとしたら悲しい。ただ私はそれ以上に、(ピルに限らず)正しい知識もないのになんとなく「副作用が怖いから…」という理由で薬を拒否する人を、かわいそうな目で見ずにはいられなかった。医療系の大学・職業を選択してよかったと思う。

新卒で入った会社の同期で仲良くしていたのがあさこちゃん。
さこちゃんは、かなり長く付き合った彼氏と入社直前に別れてしまい、当時流行りだしていたアプリやパーティでの婚活をたくましくがんばっていた。
当時私には彼氏(現在の夫とは別人)がいたものの、その彼氏との結婚はあまり現実的には考えてはいなかった。
私たちは卒業に6年かかる学部だったため、新卒当時で既に25歳くらい。専門学校や普通の4年制大学を卒業した地元の同級生に数年遅れて社会人となり、結婚というワードも身近になってきていた。
この頃あさこちゃんと会うといつも、
「まだ親になる覚悟は全然ないけど、年齢的には今すぐにでも1人産んでおかきたいくらいだよね」「結婚したら1~2年は子供なしで新婚時代を楽しみたいけどさ」「とにかくまずは結婚相手見つけないとね」と話していた。
地元の同級生は結婚していたり子供がいたりする年齢。すごく焦っていたというほどでもないけど、年齢的な余裕がある訳ではないとは自覚してた。

そんなあさこちゃんは入社2年目の年にマッチングアプリで出会った男性と結婚。出会ってから結婚まで早かったが、本当に家族ぐるみで仲良くしているようだった。あさこちゃんの婚活を通してのやばい男性エピソードはたくさん聞いていたので、心から嬉しかった。結婚式も素敵だった。
そして翌年の夏、あさこちゃんは男の子を出産した。
あさこちゃんへの負の感情は全く湧かなかったが、つい最近まで似たような状況にいた同い年の子がトントン拍子で結婚・出産していく様子を見て、焦りというか、自分の将来を不安に感じずにはいられなかった。